Lower East Side ローワーイーストサイド

左:One Manhattan Square コンドミニアムと Manhattan Bridge
右:複合施設 Essex Crossing

Delancy St-Essex St East
Broadway, 2 St Grand St Bowery

ローワーイーストサイドは、北は East Houston St を境に East Village に接し、西から南西にかけては Bowery St を境に NoLita や Little Italy に、Canal St を境に Chinatown に囲まれ、東から南は East River までのエリアです。東の Williamsburg と南の Downtown Brooklyn には橋の上を道路が通り、地下鉄もトンネルと橋を走っています。

全体的にはマンハッタンの他の地域より開発が遅かったエリアですが、既にこのエリアの西側、及び中心部から北には、新しい住宅や飲食店が多数建ち並んでいます。比較対象として隣接する East Village に目を向けると、そこは低層の古い建物が多いものの大学に近く住宅価格が高いこともあって、街並みがなかなか変化しません。対照的に、Lower East Side は再開発が速いペースで進んでいて、近隣からの新しい住民層の流入も多いように見受けられます。また、新旧の資本や文化が共存するだけでなく、発展の過程で複数の文化圏が交じり合い、新しいものが生み出されていく雰囲気があります。随分前には、家賃が高騰した Williamsburg から独立系のアーティストがこぞって移り住んだと言われています。高級ブランドからの関心も高く、2019年には Louis Vuitton が異色のポップアップストアを出し、New York Times の記事にもなりました(《 Louis Vuitton がローワーイーストサイドに進出(アッパーの間違いではと思ったって?)》)。今後も、発展著しいダウンタウンの他の地域やブルックリンへの交通の良さが、この地域の発展を後押しするでしょう。近い将来、Lower East Side は East Village より遥かに人気が出ても不思議ではなく、むしろその可能性が高いのではないでしょうか。現在のところ、賃貸住宅でも分譲住宅でも、新しめのものはまだ豊富ではありません。

大型のスーパーマーケットなら、エリアの北西角の Bowery St に Whole Foods Market があります。ショッピングのもう一つの大きな拠点は、2019年春にオープンした Essex Crossing です。すぐ傍の古くなった公設 Essex Market が移転して、新しい店舗が入った現代的マーケットに生まれ変わりました。施設はオフィススペース、住宅、商業店舗との複合で、Regal Cinemas、 Target、 Trader Joe's も開店しました。今後は NYU のメディカルセンターが移転したり、公立学校が開設される予定です。クラブやイベントスペースも目につきます。レストランでは、Russ & Daughters や Katz's Delicatessen といった老舗が健在な一方で、新しい店も次々に出来ています。Blue Bottle Coffee の大きめの店舗もできました。和食もラーメンから日本産ブランド牛のお店まで様々です。

エリア南の川沿いには、East River Waterfront と呼ばれる開発プロジェクトが進行中で、公園に加えて小売店舗を集積した地区が複数計画されています。住宅では、その端緒となる80階建てのコンドミニアム One Manhattan Square が2019年に完成し、引き渡しが始まりました。


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