ニューヨーク賃貸 ～ 日系他社ビジネスモデルとの違い、時代の違い
ご駐在の方からのご依頼を多く手がける他社は、仲介手数料を昔ながらの水準にとどめたまま、様々な非仲介サービスを「パッケージ」として提供することをセールスポイントとしています。しかし弊社も、生活の立上げに必要な各種情報提供や契約更新時の各種支援をサービスに含めており、サービスの面での違いは殆どありません。例外として空港への送迎は行わず、配車をご希望の方には信頼できる日系リムジンサービスをご紹介しますが（ご勤務先がご負担のこともあるため）、結局リムジンサービスをご利用になる方は殆どいらっしゃいません。それが何故かを読み解きます。
2023年4月3日 最終更新
空港への出迎えや携帯電話の契約は、一般の方向けには時代錯誤なサービスとなりました。今では殆どの方が英語での最低限のコミュニケーションができる上、JFK空港にご到着後すぐにタクシーに乗ったり（乗り場が決まっていて、マンハッタンまでは定額料金です）、Uber をスマートフォンのアプリで手配するほうが、安い上に待ち時間もかかりません。携帯電話に関しては、日本でソフトバンクをお使いの方は米国でもそのままお使いの方がいらっしゃり、そうでない場合も日本にいるうちにご契約になったり、ニューヨークにご到着後、通信キャリアの店舗もしくは Apple Store ですぐに契約を済ませることができます。昔は「日本語が使える携帯端末」が限られていたので現地日系店舗に意味がありましたが、多言語対応のスマートフォンの時代になってからそれらの意味がなくなりました。
実際のところ、弊社にそのような昔ながらの生活立上げ支援を依頼される方は殆どいらっしゃいません。お客様の本音は、付加価値のないサービスを削ってほしいのです。弊社にご依頼頂く最大の理由は 物件探しに関わるサービス内容とポリシー だと認識していますが、他に頼って頂くのは次のような事柄が中心です。
- 貸主や家賃保証会社との契約までのコミュニケーションや各種手続きの全面的支援
- 長い英文契約書を読んで重要な点を教えてほしいというご依頼
- 入居や引越し時の、日本にはない手続き上の事柄に関する支援
- 銀行口座開設、公共料金手続きのための情報提供
- 入居後の家具の購入、レンタル家具の手配、火災保険の購入に関する情報提供
- 契約更新支援から次の物件探しの相談
- （例外的ですが）入居後、管理会社との英語でのコミュニケーション支援
また、弊社が車の送迎という非専門的サービスを提供するより、NYの不動産会社としての専門的なサービスに力を注ぎ、透明性があり合理的な料金でご提供することの方が遥かに意義があります。それに加え、日本語での完全サポート、チームでの協力体制、顧客第一主義で、お客様にご満足いただくことを目指しています。
当チームには、他社から良いサービスを受けられなかったり一方的にキャンセルされたからと言ってご依頼いただくお客様が時折いらっしゃいます。また、日系他社の「アフターサービス」が普通過ぎて意味を見出せないお客様、そしてニューヨークのローカルマーケットについての知識をご期待のお客様がいらっしゃいます。
当チームの仲介手数料は、貸主が仲介料を負担する物件では無料、それ以外は原則として家賃１か月分（年間家賃の 8.33%）です。詳細は 《 賃貸TOP サービス・料金一覧 》 をご覧下さい。