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サービスの特色

賃貸ビル側の事務や契約書作成に間違いが多発 当チームが解決しています

ニューヨークの賃貸物件を内覧されたり契約をお申し込み頂くと、当チームはお客様に代わり、申込みの要件や審査の進行状況をリーシングオフィス(賃貸物件の事務所)と確認したり、賃貸契約書の文言を確認して必要があれば修正を依頼します。

相手が大手賃貸会社のリーシングエージェントであっても同じで、決して安心できません。契約書に間違いがあったり、契約に至るまでの手続きに問題が生じて無駄な遅れに繋がりかねないことが非常に高い頻度で起こります。申し込みが増える春夏の繁忙期には特に、リーシングオフィスのリソースが不足しているので、問題が多発する傾向があります。例を挙げます。

  • 申込み条件や例外的状況への対応を問い合わせても、返答が的外れで話が嚙み合わない
  • 賃貸期間は2年だと理由込みで説明し、先方の記録にも残っているのに、用意された契約書では1年になっていた
  • 早期解約条項を入れることで合意したのに、契約書に添付されていない
  • 交渉過程で賃貸条件が変わったのに、契約書に反映されていない
  • 変更を依頼してもEメールを見逃している、電話には出ない
  • 家賃保証会社とリーシングエージェントの間、また信用情報調査会社とリーシングエージェントの間の連絡に問題があり、書類を「送った」「届いていない」の膠着状態になった
  • 担当者が引継ぎをせずに数日休み、別のエージェントに案件の話が伝わっていない

大手物件の最近のリーシングエージェントは、不動産のライセンスを持っていない一事務員であることが多々あります。ライセンスで問題が解決するわけではありませんが、ライセンスがないために不動産の仕事の基本知識が行き届いていないことも否めません。

当チームは事務手続きのあらゆる細部に注意を払い、間違いを見つけてはその都度解決しています。そういった仕事の過半数は、お客様の目に触れない場面や、お客様をCCしないEメールによって行っています。

当チームの仕事上の本来の役割は

  • お客様の代理人かつコンサルタントとして、満足して頂ける物件をご紹介する
  • お客様にお申込み手続きや準備書類をご説明したり、アドバイスを提供する
  • 貸主と契約条件を確認したり、場合により交渉する
  • 英語のサポートをする

といったことのはずですが、実際はそれに加えて上記のような

  • リーシングオフィスによる手続きや契約書上の誤りの是正

といったことも大きな割合を占めているわけです。


ニューヨークでの賃貸契約が終わって「なんだ、簡単だった。自分一人でも契約出来たかもしれない」という感想を持たれる方がいらっしゃるかもしれませんが、実際は、お客様の知識だけでは恐らく気付かない、または気付いてもどうにもならない問題を当チームが背後で解決しています。

ところで、これまでの経験から言って、日本人のお客様は契約書にサインする意味を軽く考えていらっしゃる傾向があります。サインした契約書の条件を後から覆すことは普通はできません。例えば中途解約条件を後から「交渉」(日本人の方々がよくおっしゃいます)によって何とか変えてもらうことは不可能です。だからこそ、サイン前に契約書に誤りや漏れがないことを確認する必要があります。

また、ご自身で契約書をお読みになるお客様は一定数いらっしゃいますが、付属文書(と言ってもその効力は契約書本文より上です)を含めるとページ数がとても多い上、不動産の法律や用語に詳しくない一般の方には理解できない内容も多いため、「○○がどこに書いてあるのか見つけられなかった」とおっしゃることなどがあります。

私たちは前職の大手金融機関にて、英文契約書を読むことが業務の一部でしたので、不動産の契約書についても細部にまで注意を払って内容を確認することができます。この重要な仕事を短時間で的確にこなせる日本人不動産エージェントとして、当チームに仲介をご依頼下さい。

2021年7月7日

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