最新 ニューヨーク市 住宅価格指数

ニューヨーク市のケース=シラー住宅価格指数の変化を解説。現在、2019年2月までの住宅価格(4月末発表)や長期金利を掲載しています。

《 長期推移 》

ニューヨーク市の住宅価格は、景気の拡大期・縮小期に、他の地域より緩やかな上下を示します。
また、2018年の後半から2019年2月にかけて、米国主要20都市平均とは対照的に、順調に伸びたことが分かります。

注:季節調整を行っていない数値なので、12月の方が同年の6月より下がる傾向があります。
ニューヨーク市の場合、それにもかかわらず2019年後半は指数が上昇しました。

また、2000年の価格の2倍を超えました。


《 直近一年以内 期間別推移 》

2019年2月までの直近1か月、2か月、3か月、6か月の期間において、ニューヨーク市の住宅価格は米国主要20都市平均より高い伸び率を示しました。


《 月次推移 》

季節調整後指数の月次推移を示します。2018年9月から連続6か月間、指数が上昇しました。増加率は徐々に小さくなっていますが、2月は、予想外に下落した1月からの反動があり、春以降にどう推移するかが注目されます。


  • 2018年9月と10月のデータを考察したコラムにおいて、住宅価格が2018年夏場の下落から上昇トレンドに転換した可能性を書きました。その考え通り、11月以降連続して住宅価格が上昇しました。上昇幅は9月、10月と比べて徐々に小さくなりましたが、それでもこの期間に持ち上がった米中関税問題や中国の景気減速を考慮すると、住宅価格が堅調に上昇を続けたことには若干の驚きがあります。
  • 米国30年固定金利モーゲージ(住宅ローン)の平均金利は、2018年11月に4.82%のピークを迎えてから、1月中、2月中はほぼ横ばいで4.40%前後を推移しましたが、3月には、FRBの金融政策に軌道修正があったことから再び下降が早まり、4月末は4.09%まで低下しました。金利の低下が、時折再燃する景気への不安要素を打ち消し、住宅需要を下支えしていると考えられます。
  • 但し、ここでは詳しく書きませんが、住宅価格と住宅の売れ行きの違いを認識しておく必要があります。価格上昇が緩やかになっている一方、2月の新築住宅販売戸数は、アナリストの予想を超えて、年率換算で4.5%増加しました。

《 米国30年固定住宅ローン 平均金利 》

過去5年の推移を示します。出典:Bloomberg

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