Oxford Property Group

仲介サービスをご依頼頂く際のご留意事項

  1. 貸主が当チームの仲介手数料を負担するはずの物件でも、お客様が他の不動産会社を経由してまたはご自身で物件の広告主に先にコンタクトした場合、当チームがその物件を無料で仲介することができなくなります。
    • 仲介料をお客様に代わって負担する賃貸会社は、その物件にお客様を最初にご紹介した不動産会社に仲介料を支払うためです。
    • ご自身でお問い合わせになった場合、不動産仲介会社を使わない直接客と見做され、後から弊社が入っても、通常は家主はお客様に代わって弊社に仲介料を払うことはありません。
  2. お客様が他社に物件探しをご依頼されている間、当チームはご依頼をお受けできません。他社への依頼を終了させてからご連絡下さい。
    • 1 の理由から、他社やお客様が先に問い合わせた物件は、当チームの仲介料が本来無料になるはずでも無料にできなくなります。
    • 日本と違ってアメリカでは、ほぼ全ての物件情報が各地域の共通データベースに掲載されます。また日本と違い、貸主側の不動産会社が賃貸希望者を代理する仲介会社(=テナンツエージェント)からの申込みに応じず両手仲介しか行わないという悪習もありません。このため、どの不動産仲介会社でも紹介可能な物件に殆ど違いがありません もし複数の仲介会社に物件探しを同時にご依頼になると、各社の提案はご希望を詳しく伺うにつれ同じ物件になり、各社が同じ貸主に問い合わせ、お客様の状況を説明することになります。全くの無駄であるばかりか、重複したそれぞれの問い合わせが本気か疑われて仲介の障害となります。実際に、弊社が連絡を取っていたリーシングオフィスが、他社からも同じお客様のための問い合わせが来たことに気付き、望ましい状況ではないと考えて当チームに連絡してきたことがあります。別の問題点を挙げると、ご希望の賃貸ビルにお客様の条件に合う空室が出ていないうちにも「空室が出たら教えて」と依頼することがありますが、もし複数社が同じ依頼をすればリーシングオフィスは応じてくれないでしょう。
    • ニューヨークでは良い物件が見つかれば即申し込まないとすぐに他の人に取られてしまうほど不動産市場の動きが速いのですが、物件探しが進むほど、各種の確認・当チームからの説明・お客様の意思決定などに関わるコミュニケーションが短期間に集中して発生します。仮にもお客様が複数の仲介会社に依頼を継続し、弊社と何かを決める前に他社の返事やスケジュール調整を一日でも数時間でも待つ…という事態になれば、他の誰かが先に申し込んでしまう可能性が高まります。このため、複数社に物件探しを依頼すると、不十分な結果にしかならないと考えられます。アメリカにおいては「取扱可能物件(の数)」は不動産仲介会社の差別化要因ではなく、複数社に依頼しても選択肢が増えるわけではないこと(上記リンク)をご理解頂く必要があります。差別化要素はもっと違うところにあります。
    • 物件探しは紋切型の業務でなく、お客様のニーズやご希望をこちらが良く把握し、同時にお客様が何かNYの不動産について誤解をしていらっしゃればそれを訂正して、条件を修正しながら時間をかけて進めるものです。お客様が複数の不動産仲介会社にご依頼になるなら、それぞれの会社と正確で深いコミュニケーションに労力を費やさなければならず、お客様の限りあるリソースこそがボトルネックになりかねません。
    • 当チームは物件のご提案前から、お客様のためにニューヨークのマーケットの状況、慣習、手続き等をご説明し、お客様にも必要な準備を進めて頂きます。
    • 他社から一般的な情報を得ただけで、具体的・能動的に物件探しをご依頼になっていなければ、関係を終了させるという通知をその社にする必要はありません。
  3. 「仲介料が不要な物件なら当チームに仲介を依頼したいが、そうでない物件は自分で探したい」というご要望はお受けできません。当チームに物件探しを全面的にご依頼頂き、仲介料の要否にかかわらず当チームがお探しする物件の中から契約先をお選び頂く場合にのみ、ご依頼をお受けします。
    • 同じ賃貸ビルでも、時期や周囲との競争により、時にはユニットによって、仲介料の要否が変わります。つまり、特典の有無はやや流動的で、お探しの時点で見つかる物件からお選び頂く必要があります。
    • 物件探しに入る前から、ニューヨークの賃貸市場の状況や申込み手続きをお客様にご説明し、必要な最善の方向性を検討・助言したり、それに応じて審査を通るために必要な準備をお客様にご説明するというコンサルティングサービスを始めています。物件探しに入ってからお申込みに至るまでにおいても、お客様の状況に応じてご紹介すべき物件をスクリーニングしたり、ご意見や市場状況に応じて条件を変えて探し直すことに多くの時間を費やしており、単純な物件紹介で終るサービスではありません。
    • 仲介料が必要な場合でも、当チームの料金は日系他社より相当低料金です。

2025年3月21日 最終更新